丸の内で働く人に知ってほしい「唾液」の大切な働き
「最近、口が乾くようになった」
「以前より口臭が気になる」
「食べ物が飲み込みにくい」
このような症状はありませんか?
その原因の一つとして、唾液の分泌量が減っている可能性があります。
東京駅直結の新丸ビル10階歯科では、むし歯や歯周病を治療するだけでなく、治療後の健康を維持するためのメンテナンスと予防歯科を大切にしています。
今回は、歯やお口の健康を守っている「唾液」の働きについてご紹介します。
唾液は、お口を守る天然の防御システム
唾液は、単なる水分ではありません。
健康な成人では一般に1日約1~1.5リットル分泌され、食事や会話を助けながら、歯やお口の粘膜をさまざまなトラブルから守っています。
1.消化を助ける
食べ物をよく噛むと、唾液の分泌が促されます。
唾液には、でんぷんの消化を助ける酵素「アミラーゼ」が含まれています。
また、食べ物を湿らせてまとめることで、飲み込みやその後の消化を助けています。
忙しいと、昼食を短時間で済ませてしまいがちです。意識してよく噛むことは、唾液の分泌を促すことにもつながります。
2.飲み込みや会話をスムーズにする
唾液には、噛んだ食べ物をまとめて飲み込みやすくするほか、お口の粘膜をうるおし、話しやすくする働きがあります。
唾液が少なくなると、次のような症状が現れることがあります。
- 食べ物が飲み込みにくい
- むせやすい
- 話しにくい
- 食事に時間がかかる
- 口の中がヒリヒリする
仕事中に長時間話す方や、人前で話す機会の多い方にとっても、お口のうるおいは大切です。
3.むし歯から歯を守る
食事をすると、お口の中は酸性に傾き、歯の表面からカルシウムやリンなどの成分が溶け出します。
これを「脱灰」といいます。
唾液には、酸性に傾いたお口の中を中性に近づけ、溶け出した成分を歯に戻して修復を助ける「再石灰化」の働きがあります。
ただし、再石灰化で修復できるのは、歯に穴が開く前の初期段階です。
進行したむし歯を、唾液だけで治すことはできません。
4.食事をおいしく感じさせる
食べ物の味は、その成分が唾液に溶け、舌の味覚細胞に届くことで感じられます。
お口が乾燥すると、
- 味が薄く感じる
- 食事がおいしく感じられない
- 食欲が低下する
といった変化が起こることがあります。
「最近、味が分かりにくくなった」と感じる場合には、唾液の減少が関係しているかもしれません。
5.お口の中を清潔に保つ
唾液には、食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」があります。
さらに、細菌の増殖を抑えたり、お口の粘膜を乾燥や刺激から守ったりする働きもあります。
唾液が少なくなると、むし歯、口臭、口腔乾燥症など、お口のトラブルが起こりやすくなります。
丸の内で働く人は、お口が乾きやすい?
唾液の分泌量は、加齢だけでなく、次のような原因でも減少することがあります。
- 水分不足
- 服用している薬の影響
- ストレスや緊張
- 口呼吸
- 全身疾患
- 唾液腺の病気
オフィスでは、エアコンによる空気の乾燥や、仕事に集中して水分補給を忘れることもあります。また、緊張やストレスが続くと、一時的にお口の乾きを感じることがあります。
特に8月は、暑さによって汗をかきやすく、体内の水分が不足しがちです。
のどが渇く前から、こまめな水分補給を心がけましょう。
唾液の分泌を促すためにできること
毎日の生活では、次のようなことを意識してみてください。
- 一口ずつよく噛んで食べる
- 水やお茶でこまめに水分を補給する
- 噛むことに問題がなければシュガーレスガムを活用する
- 口呼吸になっていないか確認する
- 唾液腺マッサージを行う
- 定期的に歯科医院でお口の状態を確認する
お口に痛みや腫れがある方、飲み込みに不安がある方は、自己判断でマッサージなどを行わず、歯科医師へご相談ください。
丸の内・東京駅周辺でお口の乾燥が気になる方へ
「口が乾く」「口臭が気になる」「以前より食べにくくなった」と感じる方は、年齢や季節のせいと決めつけず、一度歯科医院で相談してみませんか。
新丸ビル10階歯科では、むし歯や歯周病の治療から、治療後のメンテナンス、予防歯科まで幅広く対応しています。
お口の乾燥には、生活習慣や服用している薬、全身の状態が関係していることもあります。気になる症状を伺いながら、お口の状態を確認します。
当院は東京メトロ丸ノ内線東京駅直結、JR東京駅から徒歩1分の新丸の内ビルディング10階にあります。丸の内や東京駅周辺で歯医者をお探しの方は、新丸ビル10階歯科へお気軽にご相談ください。
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参考文献
- 日本歯科医師会「テーマパーク8020・むし歯」
- 日本老年歯科医学会『口腔機能低下症に関する基本的な考え方』
- Fejerskov O, Kidd EAM. Dental Caries: The Disease and Its Clinical Management.
- Edgar WM. Saliva: its secretion, composition and functions. British Dental Journal. 1992.
