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歯周病の検査では何を調べる?丸の内の歯科医院が解説します

歯周病の検査では、歯と歯ぐきの間に細い器具を入れたり、歯を軽く動かしたりします。
「何を調べているのだろう」「痛くないのに、なぜ検査が必要なの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨が少しずつ失われる病気です。
初期には痛みがほとんどなく、忙しい毎日の中では見過ごされがちです。歯みがきの際に出血していても、「疲れているから」「強く磨いたから」と、そのままにしている方も少なくありません。

特に丸の内などのオフィス街で働く方は、仕事が忙しく、痛みが出るまで歯医者を受診できないことがあります。
しかし歯周病は、痛みの強さと病気の進行度が必ずしも一致しません。
そのため、症状だけでなく、歯ぐきや骨の状態を検査によって確認することが大切です。

 

 

歯周病検査のおもな流れ

最初に、歯ぐきからの出血、口臭、歯の揺れ、食べ物の挟まりやすさなど、現在気になっている症状を伺います。
喫煙習慣や糖尿病、服用している薬なども、歯周病の状態に影響することがあるため、必要に応じて確認します。

その後、お口の中を見て、歯ぐきの赤みや腫れ、歯石やプラークの付着、歯ぐきが下がっていないかなどを調べます。
さらに歯周ポケットの検査、歯の揺れの確認、必要に応じてエックス線撮影などを行い、これらの結果を合わせて治療方針を考えます。

検査の結果、歯ぐきに炎症や歯石の付着が認められた場合は、歯みがき方法を確認し、歯科医院で歯石やプラークを取り除きます。
歯周病の程度やお口の状態によって、必要な治療内容や通院回数は異なります。

 

 

細い器具は「歯周プローブ」です

歯と歯ぐきの間に入れる細い器具は、「歯周プローブ」と呼ばれます。
先端に目盛りがついており、歯周ポケットの深さや、検査時に出血するかどうかを調べるために使用します。

健康な歯ぐきの歯周ポケットは、一般的に1〜3ミリ程度です。
歯周病によって歯ぐきの炎症が強くなったり、歯を支える組織が失われたりすると、ポケットが深くなることがあります。

ただし、歯周ポケットの数値だけで、歯周病のすべてが分かるわけではありません。
歯ぐきが腫れて一時的に深くなっている場合もあれば、歯ぐきが下がったために数値が小さく見える場合もあります。
そのため、歯ぐきの状態やエックス線写真なども含めて判断します。

検査の際に出血することがありますが、これは歯ぐきに炎症がある可能性を示すサインの一つです。
器具で傷つけたから出血したとは限りません。
日常の歯みがきで出血しやすい場所も、炎症が続いている可能性があります。

 

 

歯の揺れや歯石の状態も確認します

歯周病が進行して歯を支える骨が減ると、歯が揺れることがあります。
そのため、器具を使って歯を軽く動かし、揺れの程度を確認します。

ただし、歯が揺れる原因は歯周病だけではありません。かみ合わせの負担、歯ぎしりや食いしばり、歯根の状態などが関係する場合もあります。
デスクワークが中心の方は、集中しているときに無意識に歯を食いしばっていることもあるため、かみ合わせや日中の癖について確認することがあります。

また、歯ぐきの中に歯石が隠れていることもあります。
歯石は表面から見えるものだけではなく、すべてがエックス線写真に写るわけでもありません。
器具で歯の表面を探り、その感触を手がかりに付着状態を確認します。

 

 

エックス線写真で歯を支える骨を見る

お口の中を見ただけでは、歯ぐきの内側にある骨の状態までは分かりません。
必要に応じてエックス線写真を撮影し、歯を支える骨の高さや形、歯根の周囲の状態などを確認します。

歯周プローブは歯ぐきの深さや炎症を調べるための器具であり、エックス線写真は主に骨の状態を確認するためのものです。
どちらか一方だけで判断するのではなく、診察時の所見と画像を組み合わせることで、現在のお口に必要な治療を考えます。

 

 

治療後に状態を確認する意味

歯石を取った後は、歯ぐきの腫れや出血がどの程度改善したかを確認します。
歯科では、この治療後の確認を「再評価」と呼ぶことがあります。

再評価という言葉は少し難しく聞こえますが、簡単にいえば「治療によって歯ぐきがどこまで良くなったかを確かめること」です。
必要があれば追加の処置を行い、状態が落ち着いていれば定期的なメインテナンスへ移ります。

歯周病治療は、歯石を一度取れば終わりというものではありません。
毎日の歯みがきと、歯科医院での継続的な確認を組み合わせることが、安定した状態を保つために重要です。

東京駅周辺や丸の内で歯科医院をお探しの方、仕事中に口臭や歯ぐきの違和感が気になる方、歯みがきのたびに出血する方は、新丸ビル10階歯科へご相談ください。
東京駅に近いオフィス街の歯科医院として、お仕事を続けながら無理なくお口の健康を管理できるようお手伝いします。

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代表的な文献・エビデンス

本記事は、日本歯周病学会『歯周治療のガイドライン2022』、Salviら「Clinical periodontal diagnosis」(2023)、Reddy「The use of periodontal probes and radiographs in clinical trials of diagnostic tests」(1997)、Sanzら「Treatment of stage I–III periodontitis—The EFP S3 level clinical practice guideline」(2020)などを参考にしています。
これらの文献でも、歯周ポケット、検査時の出血、歯の動揺、エックス線による骨の状態など、複数の情報をもとに歯周病を診断し、治療後も経過を確認することの重要性が示されています。